家を追い出された放置子。寒い中、公園にいるとギャルがやって来て…

体験談


それがすごくあったかくておいしそうで、思わず滑り台の中から出て行っちゃったのね。

もちろんお姉ちゃんと目があって
「あ、ヤバい」
って思ったけどお姉ちゃんは怖い人じゃなかった。
「あんた、お腹すいてんの?」
って聞かれてうなずいたら、ふーん、と、ほー、の混ざったみたいな声だして
「ちょっと待ってな。あ、そのおでん食うなよマジで」
って言い残して、食べかけおでん置いて、またふらふらっと公園を出て行った。

この日、超派手なギャルのお姉ちゃんと出会います。この出会いがこの子にとって衝撃的な出来事となります。

超派手なギャルとの出会いが人生を変えた

戻ってきたお姉ちゃんは、両手にコンビニ袋を持っていた。

それで、おつゆたっぷりの、てんこ盛りのおでんをくれた。

「あんた、親に家追い出されたんでしょ。いつまで入れてもらえないの?」
ってずばっと言ってきたのでびっくりした。
大人はみんな「おうちは?おかあさんは?」って聞いてくるのに。

お母さんと彼氏が寝ちゃったらこっそり帰れるって言ったら
「じゃあまだかかるじゃん、これかぶってな。あげる」
ってコンビニ袋からニットキャップ出してかぶせてくれた。

ギャルのお姉ちゃんは、すぐに気づいていたようですね。同じような経験が幼少期にあったのかもしれません。

そして、コンビニ袋からお酒を出して、飲みながらいろいろ教えてくれた。

頭と首をあったかくするのが大事だから、タオルでいいからかぶれ。巻け。
自販機の下には小銭が落ちてるから、棒でガサガサして集める。
小銭集めたら、無駄遣いせずに隠して貯めて、こういう困った時に使う。
隠し場所はいくつか作って、分けて貯める。
おっさんに声をかけられたら逃げろ。
お金くれるっていうおっさんは一番ヤバい。絶対に受け取るな。
ママの彼氏にも気を付けろ。あんたとふたりきりになりたがるやつはヤバい。

「あんたのママは、ママやるのに向いてないのにママになっちゃった。
だからいっぱいいっぱいで、よそのママみたいにはできないわけ。
あんたがママを好きなのはしょうがないけどさ、でもさ、なんも返ってこないよ。
なるべく早く大人になって家を出な。自分のこと全部自分で決めるの、ちょー楽しいよ」

こう言い残して帰っていったそうです。残っていたお菓子を丸ごとくれて・・・

小学生には衝撃的な言葉だったようですが、このお姉ちゃんのいう通り母親からは何も帰ってこず、大人になって家をでて、自分のことは全部自分で決めて幸せに生活しているとのこと。


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