500年間凍っていた少女のミイラ。彼女はインカ帝国の生贄だった…

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また死の3、4ヵ月前になると、『高山病』の気付け薬としても服用されていたコカの葉や、トウモロコシが原料のチチャと呼ばれるビールのような酒を摂取していました。この頃より祭司らと共に山への巡礼が始まったのではないか、と考えられています。

15歳の少女の口内からは噛みかけのコカの葉が見つかっています。おそらく、死の恐怖心を少しでも和らげようと多量に摂取したのか、埋葬前に意識を失いそのまま眠るように凍死したようです。

山を登り神となる生贄の子ども

インカ帝国とは、南アメリカのペルー、ボリビア(チチカカ湖周辺)、エクアドルを中心にケチュア族が作った国です。

インカ帝国

インカ帝国では「人間の子どもがもっとも純粋である」と考えられており、人々は聖なる神への生贄として純粋な子供を選んでいたようです。

インカの信念から『生贄』となることは大変な名誉であり、死して村を守る『神』のような存在になると信じられていました。そのため精巧な装飾品や上等な衣服を身に着け、100以上もの装飾品と共に埋葬されています。

『神への供物』として大切に扱われていたことを想像するのは容易いです。

子どもたちはその時が近づくと、祭司たちに付き添われ6,000mを超える山を神々への生贄となるため自分たちで登っていったのです。そしてチチャ酒を飲みながらコカの葉を噛み、神の元へと召され、そのままミイラとなりました。

この地方では子供のミイラが他にも見つかっており、考古学者ヨハン・ラインハルト氏は、

「生贄となった子どもたちは怯えてはいても誇りに思っていた かもしれない。犠牲となった命は偉大なる古代文明に命を与えたと信じたい」

と語っています。

高山の万年雪の中で500年もの間眠っていた少女たち。いつか自分のいた場所に帰れる日は来るのでしょうか?

高山

ネットの反応

・信・じ・ら・れ・ん・・・。
・おしゃれな靴を履いてらっしゃる・・・。そんな昔にももう靴ってあったんだ。
・生贄だったみたいだけど、安らかに…
・元に戻してやれやっ!「安らかに」ってのは、掘り返していじくり回すって意味じゃねえんだぞ

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