コンビニにタバコがない!?「買い方ワカリマセン」外国人に不評


「コンビニにタバコが置いてない」喫煙者にとっては死活問題とも言える事態が発生しています。また外国人旅行客がタバコの買い方がわからず、タバコ自動販売機の前で右往左往する場面も。コンビニでのタバコのスマートな買い方も合わせて伝授します。

コンビニからタバコが消えた!?

「コンビニにタバコが置いてない!?」と喫煙者から悲痛な声が届いています。

健康ブームの波に乗り、世間は禁煙・分煙ブームです。

喫煙者はただでさえ肩身の狭い思いをしている中、追い討ちをかける事態に発展しています。

というのも、一部のコンビニ、ドラッグストアチェーン、スーパーでは、タバコの販売をやめるところが出ているのです。

2016年、静岡県を中心に約33店を展開するスーパーである静鉄ストアでも、全店でタバコの自動販売機を撤去を決断しました。

「安心・安全・健康・美味しい・楽しい」を企業理念としているため、「健康をモットーに掲げる会社として、健康に害を及ぼすたばこは販売すべきではないと判断した」とのこと。

「コンビニでタバコが買えない…」愛煙家にとってはまさに死活問題と言えるでしょう。

タバコは「自販機で買えばいい」の落とし穴

現在日本ではタバコは、専門店のほかコンビニ、ドラッグストアチェーン、スーパーコンビニ、そして自動販売機で購入することができます。

コンビニ等でタバコを購入する際はレジの成人識別ボタンを押す、もしくは20歳以上を証明する身分証明書の提示が義務付けられていますが、自動販売機を利用する際必要となるのが成人識別カード「taspo(タスポ)」カードです。

taspo(タスポ)カードは、

社団法人日本たばこ協会 (TIOJ) 、全国たばこ販売協同組合連合会(全協)及び日本自動販売機工業会 (JVMA) が開発し、2008年3月から順次日本全国に導入されている、成人識別ICカードの名称、及び同カードを使用したシステムの総称

引用元:Wikipedia

で、未成年者の喫煙防止の強化を目的としてスタートした施策の一つです。

闇売買やインターネットオークションサイトへの出品の抑止するため、タスポカードは偽造や変造が難しい作りになっています。

外国人旅行客、唖然「タバコの買い方がわからない…」

日本では至る所に、飲料水と並んでタバコの自動販売機がありますね。

コンビニで購入するには日本語での会話が必要になりますが、自動販売機ならボタン一つ。

ということでタバコ愛煙家の外国人旅行客にとって自動販売機はありがたい存在です。

ですが、タバコを購入しようと自動販売機の前に立ったものの・・・「買い方がわからない」と途方に暮れている姿を見かけたことがあるのではないでしょうか?

成人であることを証明するタスポカードが必要なので、「買い方」の問題ではなく外国人旅行客は自動販売機でタバコを購入することはできないのです。

ですから、それを説明し、タバコが置いてあるコンビニに案内してあげなくてはなりません。

違法!タスポの貸し借りぜったいダメ!

タスポカードは、日本たばこ協会による厳格な審査(成人である事、二重発行でない事など)の後発行される、成人を識別するためのものです。

そのため他人に貸与したり譲渡することは認められていません。

ですが、

・タバコを購入希望の成人客に店員や従業員などのタスポカードを貸し出した

・タスポカードを自動販売機に吊り下げていた販売店があった

など違反行為が後を絶ちません。

また、厚生労働省研究班が2008年秋に実施した調査によると、喫煙する中高生のうち約3割が、タスポカードを使ってたばこを購入していることが判明しました。

そのうちの4割近くが、家族からタスポカードを借りているのだそう。

親が自分のタスポカードを渡し子の喫煙を黙認するなんて、世も末…。

本当に未成年者喫煙防止を本気で取り組むなら、タバコの自動販売機を完全撤廃する必要があるのかもしれませんね。

喫煙は時代遅れ?コンビニからタバコが消えたわけ

タバコは、百害あって一利なしと言われるように、がんや心筋梗塞など多くの病気の原因となっています。

健康志向の高まりを受け、一部のコンビニなど小売店でたばこの取り扱いを控える動きが出てきているのです。

2020年に開催される東京五輪・パラリンピックに向けて、政府は受動喫煙防止対策の強化も検討しています。

禁煙者の割合が増え時代は変わりつつあるなかで、受動喫煙の防止に協力し「企業の社会的責任」という観点から、コンビニ業界もタバコを「置かない」「売らない」という選択が迫られています。

世界保健機関(WHO)の調査では、公衆の集まる場所で屋内全面禁煙の義務の法律がある国は49ヵ国です。

残念なことに、日本は「屋内全面禁煙に努力します」と言っているにとどまり、日本の受動喫煙対策は「前世紀並みに時代遅れ」と言われています。

日本人の喫煙率は、10年前と比べると着実に減少していますが、それでも米国などに比べるとまだ高水準

日本の喫煙率の下がり方が遅いのは、どこでも手軽にたばこを買える環境があるからではないでしょうか。

コンビニや自動販売機といった買い方の手軽さが、喫煙を助長していることはまぎれもない事実ですね。

コンビニの役割は喫煙所?

コンビニなど小売店でたばこの取り扱いを控える動きが出ているとはいえ、まだまだ多くのコンビニでは店舗の前面などに灰皿を用意しており、さながら“簡易喫煙所”となっています。

コンビニこそが、喫煙者の「受け皿」となっているのです。

コンビニでのたばこ販売動向はどうなっているのでしょうか。

例えばファミリーマートと統合する前のサークルKサンクスでは、販売物品の中でタバコに対する依存度が高く30%を超えていたほど。

今でもコンビニチェーンの全売上高の20~30%程度はタバコです。

自動販売機でタスポカードが義務付けられて以降、コンビニでのたばこ販売比率は上昇しています。

それとタバコには「ついで買い」という副産物も。

たばこを買いに来たお客さんは、タバコだけ買って帰るということは少なく、ついでに缶コーヒーやガムなどを買っていく「ついで買い」がコンビニ業界の定説となっています。

受動喫煙など問題視される面もありますが、コンビニとしては「顧客ニーズがある以上、売る」ということでしょう。

タバコは軽くて場所を取らないメリットがあることも、コンビニがたばこ販売を続ける一因となっています。

コンビニのタバコの賢い買い方

非喫煙者がコンビニでバイトするときの悩みの1つが、「タバコの銘柄がわからない。」というのはよくある話です。

反対に喫煙者の立場からは、店員がタバコの銘柄を把握していないと探すのに時間がかかってイライラすることもあるでしょう。

そのため、お互いWinWinの関係を保つことができる買い方を伝授します。

それは、「タバコの空箱を持って行く

タバコの銘柄や種類が分からなくてもパッケージを持って行く事で絶対に分かります。

ただ同じものを探すだけなので間違えることもありません。

また、女性は銘柄をコロコロ変える人も多いですが、男性は長年同じ銘柄を愛用している方も多いのではないでしょうか?

常連客になると店員から何も言わなくてもすっと差し出されるなんてことも。それこそが一番スマートな買い方かもしれませんね。

まとめ

日本は飲食店や屋内でも喫煙可のところも多く、”喫煙者のパラダイス”といえる環境です。

そんな日本でも禁煙化運動が活発化しており、「コンビニにタバコが置いてない」という喫煙者にとっては非常事態が発生しています。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、今後はさらに受動喫煙の防止化 運動も推進されていくことでしょう。

あなたの街のコンビニでも、タバコの販売の是非が問われる局面がやって来ることは必至です。

外国人旅行客がタバコの買い方がわからず、タバコ自動販売機の前で右往左往する場面に遭遇すればおもてなし精神で助けてあげましょう。