残業180時間超え!?パン屋「ヤキタテイ」の社員が交通事故で死亡。

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兵庫県明石市の男性が過酷労働により交通事故で亡くなったと報道されている。

過酷労働を強制したとされているのは、兵庫県を中心に展開されているヤキタテイというパン屋である。

その実態を明らかにしていく。


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過酷労働により交通事故で死亡

この事故は2015年2月2日の深夜に起こった。

今から1年以上も前に起きた事故だが、9月4日に、遺族がパン屋側に対して1億1700万円の損害賠償を求めたために再度話題になっている。

この事故がどのようなものだったのか振り返ってみよう。

まず、事故死した男性は当時28歳

問題となっているヤキタテイで働いていたようだ。

妻と娘がおり、家族を支える立場だった。

 

そして、家族側のコメントによると、タイムカードに表示されている労働時間は、一日あたり最低でも11時間はあったとのことだ。

そして最長の1日の労働時間は16時間

24時間のうちの16時間が労働時間というタイムカードの記載があったというのだ。

交通事故で亡くなる前の1年間では、時間外労働、つまり残業時間は月に130時間なども多く、
月に180時間の残業をすることもあったという。

 

なぜこんなにも残業時間が増えてしまったのかというと、男性は店舗でのパンの製造にも関わり、材料の発注や売上管理など、多くの仕事をこなさなければならなかったという状況だったようだ。

男性は、周囲の人々に「疲れた」「忙しすぎる」ということを口にしており、精神的にも肉体的にも追い込まれていたのではないかと推測できる。

 

1日16時間労働の恐ろしさ

日本における平均的な労働時間は9時間だと言われている。

そして、残業は平均して3時間くらいまでが通常だという。

しかし、このヤキタテイでは8時間の残業をさせてしまっていたようだ。

16時間も労働するとなると、帰宅するとなれば睡眠時間はおそらく4時間ほどしか取れないだろう。

男性はかなり過酷な状況に立たされていたのではないかと考えられる。

 

証言によると男性は70キロあった体重が53キロまで減ってしまっていたという。

やはり、このヤキタテイというパン屋は事実として過酷労働をさせてしまっていたのではないだろうか。

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パン屋側のコメント

会社側はこの事件について以下のようにコメントしている。

「タイムカード上の時間全てが労働時間とは言えず、長時間労働を強制したこともない。事故との因果関係はない」

曖昧な言い分である。

タイムカード上では16時間の労働だとされていても、たしかに休憩や空き時間などを入れれば16時間とは言えないのかもしれない。

ただ、それは本人自身の問題であり、休憩時間でも精神的に休まらなかったり、仕事が終わらなければ休憩時間も仕事をしていたりということはあるだろう。

長時間労働を強制したわけでなくとも、仕事が多くあり、こなさなければならないという状況のなかに立たされれば、必然的に強制と同義になることもある。

 

ヤキタテイの社長は長澤達也

ヤキタテイの社長は長澤達也という名前だ。

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この会社のホームページはこちらである。

http://yakitatei.com/company/

 

行動指針として掲げているのは、「チームで成長します」「心ある行動をします」というような言葉である。

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今回の過酷労働による交通事故での死亡した男性の状況が本当なのであれば、この行動指針は守られていないと言っていいだろう。

 

家族側のコメント

家族側は以下のようにコメントしていた。

「一家の大黒柱を失い、残された幼い娘にとっても精神的な動揺は極めて甚大」

「会社は勤務状況を把握し、 社員を守る義務がある」

「娘に会うため赴任先から帰宅中だった。命と引き換えにしていい仕事なんてない」

妻と娘を残して交通事故で亡くなってしまった男性。

残された家族にとっては精神的にも経済的にも今回の事故の影響は大きいようである。