「自閉症の認知を広めたい」息子を撮った写真で心に刺さると話題に

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独特な行動をする自閉症児
多くの人が偏見を持っていると思います。
そんな意識を変えようとある親子が作った写真集が心に刺さると話題です。



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5歳からの記録

自閉症スペクトラムの息子を持つ
アメリカ・カリフォルニア州在住の
写真家ティモシー・アーチボルドさん。

彼は、息子のエリヤ君が
5歳になった時から、行動様式などを
撮影し続けてきました。

エリヤ君自身も、自分に向けられている
パパのカメラに興味を持ったようです。
撮影にも積極的に協力してくれるようになったと言います。

エリヤ君を被写体とした写真は
「Echolilia/Sometimes I Wonder(エコリリア・時々想う)」
というタイトルで写真集になりました。

写真の中で、
エリヤ君はよく裸になっています。
それは、自閉症児は衣服が触れることを
強い刺激と感じてしまうことがあると言います。
そのため裸でいることを好む傾向がある
という特性を生かしているためなのです。

全部で12枚の写真集

私達からしたら分からない行動も、
きっと彼には意味があることなのです。
いろいろ考えさせられる写真ばかり・・・
じっくり観てみてください。

■Eli in My Sweatshirt
photo1

■The Conversation
photo2

■A Funnel
photo3

■Homemade Maze
photo4

■Spaceman
photo5

■Closed System
photo6

■Two Sides of the Same Sheet of Paper
photo7

■Special Branch
photo8

■Laser Beam
photo9

■Elijah in a Fairy Tale
photo10

■Tooth Fairy
photo11

■Front Yard
photo12

他人から見たら
「何してるの?」
「どんな意味があるの?」
そう疑問が募るような写真です。

しかし、エリヤ君にとっては
全て意味のあることをしている瞬間を
とらえたものばかりなのです。

自閉症スペクトラムの特性のある人は、
赤ちゃんの頃から

・人と目が合わない
・言葉の遅れ
・コミュニケーションが苦手

という特徴を持っています。

実際に、エリヤくんは
そういったコミュニケーションに
関する苦手を多く抱えているようです。

でも、これまでの興味関心で培ってきた
膨大なボキャブラリーを持ち、
学校での成績には問題ないそうです。

治療の甲斐もあり段々と
自閉症の傾向が薄れてきていると言います。

ティモシーさんは、

人は不完全なものですから、
どこか自分の感覚と違ったものを受け入れることに
抵抗を持ってしまいます。

確かに私の息子は完璧ではありません。
でも、自然だって完璧ではないのです。

完璧でないものを受け入れることは自然で当たり前なことであり、
それが誇りとなるのです。

自分自身が「不完全」をどう定義するかによって、
世界の見え方は変わっていくのですから。

と語っています。


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そもそも自閉症とは?

少し自閉症の特徴を話しましたが、
そもそもどういうものか、
わかっていない人も多いと思います。

「言葉は聞いたことあるけど・・・」

なんて人もいるのでは?

自閉症(自閉性障害)とは、
一般的に先天性の疾患であると
言われており、何らかの要因によって
脳に障害が起こったものとされています。

大きなトラウマなどが原因で
自分の殻に閉じこもってしまい、
上手くコミュニケーションが
とれなくなってしまう病気。
そう誤った認識をされている方も多いです。

しかし後天性は一切無く、
生後に発病する心の病気ではないです。

自閉症は生まれつきの脳障害(中枢神経系の機能障害)であり、3歳までには
何らかの症状が見られると言われています。

■自閉症の原因
自閉症の原因には
いくつかの説があると言われています。

・遺伝子のなど遺伝的要因
・生物学的要因
・妊婦による喫煙
・妊婦による喘息、アレルギー、皮膚病の発症

ただ、自閉症は未だに
原因が解明されていないのが現状です。
これらの要因が複雑に作用した結果、
発症するものではないかと考えられています。

■よく見られる行動
言葉が出ない、不自然な言葉使をする
「僕はいくつ?」と聞かれると
「ぼくはいくつ?」とオウム返しをする。

感覚が極めて敏感、または極めて鈍感
転んでけがをしても痛がらない。

耳をふさぐ
赤ん坊の泣き声や車の音など、
特定の音を極端に嫌がり耳をふさぐ。

遊びの能力が低い
ミニカーを横1列に並べる。
水を出しっ放しにして指先に受け続ける。

常同的・反復的な行動
積み木やミニカーなどのおもちゃを規則的に並べるという遊びを繰り返しおこなう。
特定の素材の洋服しか着られない。

泣かない/激しく泣き続ける
赤ちゃんの時とき全く泣かない、
または激しく泣き続ける。

不自然な手の動きをする
逆バイバイ(手の甲を相手に向ける)をする。

クレーン現象
指差しが不得意。
何か要求がある場合、他人の手首や腕をつかみ指差しさせて物を取らせようとする。
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いかがでしょうか。
思っていたのと違ってた…
なんてことが結構あったのではないですか?

まずは相手を知ること、理解することが、
障がいの有無に限らず他者を
受け入れるためには必要なことだと思います。

そういう意識を全ての人ができたら
みんなが暮らしやすい世の中になるだろう。
そう考えさせられました。


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